仕事と引っ越しを同時に行うのは大変です。
荷造りや手続きなど、毎日慌ただしいでしょう。
特に引っ越し当日は、引っ越し業者も早く作業を終えたいので、効率的に進められるように準備が必要です。
私は2023年11月に、エレベーターなしマンション4階から新築マンションへ引越しました。その実体験から、引越し当日にもっていると便利なグッズをご紹介します。
この記事を読めば、体調を崩さずに引越しを終えられ、仕事にも影響を与えず新生活を始められます。
この記事を書いている人

- 2023年11月26日都内に新築マンション購入
- エレベーターなしマンション4階に6年住む(夫婦)




これがあれば安心!引越し当日あると便利な必須アイテム10(エレベーターなし)

エレベーターなしマンションから引越しして早4ヶ月。
「引越し当日にあったら便利だったなぁ…」と、今さら感じるグッズは以下10つです。
それぞれご紹介します。
コルセット
1 つ目はコルセットです。
なぜなら、腰を守ってくれるからです。コルセットは引越しでも活躍します。
コルセットに注目した理由は、わたしの妻が腰痛持ちだったからです。
妻はもともと腰痛持ちなので、巻きながら作業しました。わたしはなにもつけず作業しました。
結果、わたしだけが腰を痛めてしまいました。
引越しは、立ったり座ったりの繰り返しです。後からボディーブローのように腰に効いてきます。
コルセットを巻いておくだけで腰が守られるので、仕事を休めないサラリーマンは絶対つけたほうがいいです。
布切りバサミ

2つ目は布切りバサミです。
なぜなら、引越し当日にまで使うカーテンを捨てられるからです。
カーテンは、30センチを超えているので粗大ごみです。
そのため、事前に市区町村、業者に回収依頼しておく必要があります。
市区町村にゴミ回収依頼すると、1枚あたり400円処分料かかります。

布切りバサミは、カーテンだけでなくカーペットも簡単に切れます。
カーテン6枚とカーペット3枚を布切りバサミで処分した我が家は、計3,600円節約できました。
カーテンは、引越し当日まで必要です。外から丸見えになってしまいます。
布切りバサミがあれば、引越し当日、簡単に切り刻み、可燃ごみとして捨てることができます。
メラミンスポンジ


3つ目は、メラミンスポンジです。
なぜなら、時間の節約につながるからです。
メラミンスポンジは、雑巾では落ちない汚れを簡単に落とせます。
引越し当日、掃除していると汚れがたくさん見つかります。



冷蔵庫のウラや、キッチン収納棚奥など、黒ずんでますね
雑巾でゴシゴシしてもなかなか落とせず、時間をムダにしているだけ。
メラミンスポンジを使えば、引越し当日でも、ラクに部屋をキレイにできます。結果、修繕費を取られず済みます。
クロス・壁紙の汚れかくしペイント


4つ目は、クロス・壁紙の汚れかくしペイントです。
なぜなら、メラミンスポンジでも落とせない汚れをカモフラージュできるからです。
長年住んだ壁は、掃除しても落ちない頑固な汚れが見つかります。
例えば、冷蔵庫、本棚のウラは、黒く変色していることが多いです。メラミンスポンジでもなかなか落ちません。
そんなとき、クロス・壁紙の汚れかくしペイントを使えば、塗るだけで、カモフラージュできます。
時間のない引越し当日でも、キレイに部屋を引き渡しできます。修繕費を取られる可能性が低くなります。
かくれん棒


5つ目はかくれん棒です。
なぜなら、10秒でフローリングの傷を直せるからです。
引越し当日、フローリングに見逃していた小さな傷が見つかります。
何も対応せず退去すると、修繕費を請求される可能性があります。
かくれん棒は、傷をなぞるだけで傷を隠せます。
大きい傷、広範囲の傷はカモフラージュが難しいですが、小さな傷なら問題なく直せます。
滑らない手袋
6つ目は、滑らない手袋です。
なぜなら、腰への負担を減らせるからです。
エレベーターなしマンションの場合、荷物を持ちながら階段を降ります。
素手でダンボール運ぶと滑って余計な力が必要となり、腰に負担をかけてしまいます。
腰を痛めてしまうと、最悪です。会社にもいけず、同僚に仕事を振ることになって、迷惑をかけてしまいます。
滑らない手袋があれば、最小限の力で荷物下ろしができるので、腰を痛めません。



手袋は、ダンボールが滑らないグリップ式がおすすめです。
脚立(きゃたつ)
7つ目は脚立です。
なぜなら、引越しは高い場所で作業することが多いからです。
例えば、照明の取り付け。電球を外したり、危険な作業が多いです。



女性は大変です。
引越し当日、背の高い男性がいればいいですが、なかなか捕まらないものです。
引越し作業員さんに頼むのも気が引けます。


画像の照明は、取り付けに1時間以上かかりました。腰を痛めた要因でもあります。
脚立があれば、高所でもバランスよく作業ができるので、時間と体力を節約できます。
最近は、女性でも扱えるコンパクトで軽い三脚も多く発売されています。収納にも困らないし、今後も家族が使うと考えれば安い買い物だと思いませんか?
クイックルワイパー
8つ目はクイックルワイパーです。
なぜなら、雑巾がけをしなくて良いからです。
引越し当日は、雑巾で床掃除をする人も多いです。でも、当日はそんな暇はありません。
水道も止まっているパターンが多いです。水がでません。
クイックルワイパーを使えば、5分で雑巾がけが終わります。
腰も痛めないので、とても便利です。
のび~るメラミン
9つ目は、のび~るメラミンです。
なぜなら、風呂掃除の時短ができるからです。
面積が大きいお風呂掃除は意外と大変ですよね?長年使った風呂場は、汚れもなかなか落ちないことも多いです。
「激落ちくん」はメラミンスポンジのクイックルワイパー版です。手を使わず一気に掃除できるので、楽に風呂掃除ができます。
腰に負担もかかりませんし、時間も節約できます。
激落ちシート 壁紙用
10つ目は「激落ちシート 壁紙用」です。
なぜなら、引越し当日、壁汚れに気づくからです。
実際、6年住んだ部屋は、ヤニやホコリで汚れていました。
そのまま退去しても問題ないですが、どうせならキレイに退去したいものです。
あまりにも汚いと大家さんのイメージが悪くなり、最悪、修繕費やクリーニング代が発生してしまいます。
激落ちシートは、2度拭き不要な。ゴシゴシする必要がありません。
時間のない引越し当日でも、壁がキレイになるためクリーニング代を取られません。
エレベーターなしの引っ越しを甘く見てはいけない3つの理由
「エレベーターなしの4階なんて、若さで乗り切れるでしょ!」
実は私、今回の引っ越しが決まるまで、そう高をくくっていました。
その結果、どうなったか。 引っ越しの翌日から1週間、私は腰の激痛でまともに歩けず、仕事にも影響が出るという最悪の事態に…。
この記事を読んでくださっているあなたには、私と同じ後悔をしてほしくありません。 まずは、私が身をもって体験した、エレベーターなしの引っ越しを甘く見てはいけない3つの理由をお伝えします。
理由1:想像を絶する肉体的な負担|翌日、起き上がれないほどの腰痛
これが最大の後悔ポイントです。
エレベーターなしの引っ越しは、単なる「筋トレ」ではありません。不規則な姿勢での荷物の上げ下ろし、狭い階段での方向転換、終わりが見えない往復運動…。
これらが、ボディーブローのようにじわじわと腰にダメージを蓄積させていきます。
私の場合は、最後の大きな本棚を運び終えた瞬間、腰に「ピキッ」と嫌な感覚が走りました。その日はアドレナリンが出ていたのか何とか乗り切れたのですが、問題は翌朝です。


ベッドから起き上がろうとすると、腰に激痛が走り、声も出ませんでした。まるで腰が真っ二つに折れてしまったかのような感覚。なんとか妻に支えられてトイレには行けましたが、その日は一日中、寝たきり状態でした。
結局、整形外科で「急性腰痛症」、いわゆるぎっくり腰と診断され、治療費と薬代で1万円近くの出費。おまけに数日間はまともに仕事ができず、同僚にもたくさん迷惑をかけてしまいました。「あの時、ちゃんと準備しておけば…」と、何度後悔したことか分かりません。
理由2:想定外の時間ロス|「まだ終わらない…」という焦り
階段の往復は、想像以上に時間を奪います。
平地を台車で運ぶのとはワケが違います。1つの段ボールを運ぶのに、エレベーターがあれば1分のところ、4階からだと5分以上かかることもザラでした。
荷物が一つ、また一つと減っていくものの、部屋を見渡せばまだまだ大量の段ボールの山。「これ、今日中に終わるのか…?」という焦りが、どんどん体力を奪っていきます。
引っ越し業者さんもプロなのでテキパキと運んでくれますが、それでも予定より1時間以上もオーバーしてしまいました。業者さんへの申し訳なさと、どんどん暗くなっていく空を見て、「早くしないとご近所迷惑になる」という焦りが、さらなるストレスになりました。
理由3:見えない精神的ストレス|イライラが引き起こす夫婦喧嘩
肉体的な疲労と時間的な焦りは、確実に人の心から余裕を奪います。 引っ越し作業の終盤、私と妻は些細なことで言い合いになってしまいました。


「その荷物、そっちじゃないって言ったでしょ!」
「こっちだって疲れてるんだよ!」
普段なら笑って流せるようなことも、極限状態では許せなくなってしまうのです。
せっかくの新居での生活が、険悪なムードでスタートするなんて、悲しいですよね。幸い、私たちはすぐに仲直りできましたが、これもエレベーターなしの引っ越しがもたらした、見えないストレスの一つだったと痛感しています。
便利グッズだけじゃない!エレベーターなし引っ越しを成功させる3つのコツ
ここまで読んで、「エレベーターなしの引っ越し、怖すぎる…」と感じさせてしまったかもしれません。でも、安心してください。これからお話しする「3つのコツ」を実践すれば、ダメージを最小限に抑え、スムーズに引っ越しを終えることができます。
便利なグッズを揃えることも、もちろん大切です。ですがその前に、もっと根本的な対策を打っておくことが、成功のカギを握っています。
コツ1:【業者選び】「エレベーターなし」は正直に!追加料金の確認は必須
引っ越し業者に見積もりを依頼する際、「料金が上がったら嫌だな」と思って、エレベーターがないことを言いづらいと感じるかもしれません。
しかし、これは絶対に正直に伝えましょう。
事前に伝えておかないと、当日になって追加料金を請求されたり、最悪の場合「この荷量と状況では対応できません」と作業を断られたりする可能性もあります。そうなっては大惨事です。
正直に伝えることで、業者は階段作業に適した人員(屈強なスタッフさん!)を配置してくれたり、適切な料金を提示してくれたりします。複数の業者から見積もりを取り、「エレベーターなしの4階であること」を伝えた上で、料金とサービス内容を比較検討するのが最も賢い方法です。
コツ2:【荷造りの工夫】段ボールは「小分け」が鉄則!持ち運びやすさが命
これは自分で荷物を運ぶ方はもちろん、業者に任せる場合でも非常に重要です。 ついつい大きな段ボールに本や食器をパンパンに詰めてしまいがちですが、それは絶対にNG!


目安は、「女性が一人で無理なく持ち上げられる重さ」です。 段ボールは小さめのものを多めに用意し、こまめに分けて荷造りしましょう。
さらに、ちょっとした工夫ですが、段ボールの側面にカッターで取っ手となる切り込みを入れたり、PPバンドを十字にかけて持ち手を作ったりするのもおすすめです。指をかける場所があるだけで、持ち運びの安定感が全く違いますし、腰への負担も軽減できます。
コツ3:【当日の作戦】無理は禁物!「助っ人」と「休憩」を確保する
「自分たちだけで何とかしよう」という考えは、エレベーターなしの引っ越しでは捨ててください。
可能であれば、友人や家族に「助っ人」を頼みましょう。もちろん、謝礼(食事をご馳走する、現金で渡すなど)は忘れずに。


もし頼める人がいない場合は、無理せず引っ越し業者にすべてお任せするのが賢明です。目先の数万円をケチって私のように腰を痛めてしまっては、治療費や休業でそれ以上の損失が出かねません。
そして、当日は意識的に「休憩」を取ること。 1時間に10分は必ず休憩し、水分補給と軽いストレッチをしましょう。特に夏場は脱水症状のリスクもあります。「まだいける」と思っても、体は正直です。こまめな休憩が、結果的に最後まで体力と集中力を維持するコツです。
【まとめ】引越し当日あると便利なグッズ|腰痛対策コルセットで病院&出費を回避


まとめです。
エレベーターなしマンションからの引越しは、想像以上に上り下りが多いです。そのため、腰を大事にするグッズが用意することが大切です。
腰を守ることで結果的には、以下メリットを得られます。
- 病院に行かずにすむ
- いつもどおり仕事ができる
- お金の心配がなくなる
腰痛は一度痛めると長引きます。毎月病院に行くことになれば、5,000円以上の出費が続きます。 コルセットは5,000円未満で、繰り返し使えるため経済的です。
そう考えると、賢い選択だと思いませんか?