引っ越しのとき、「フローリングに傷がついてる!」と気づいて焦ったことはありませんか?
退去時に高額な修繕費を請求されるかも…と思うと、不安になりますよね。
私も以前、賃貸マンションでフローリングを傷つけてしまい、かなり焦りました。そんなときに役立ったのが「かくれん棒」です。

このかくれん棒を使えば、フローリングの傷があっという間に目立たなくなります。引っ越し直前に気づいた傷でも、たった10秒でサッと補修できます。
この記事では、実際に使ってわかった「かくれん棒」の使い方やコツをご紹介します。
読めば、賃貸マンションを追加費用ゼロで退去できるヒントがわかります。浮いたお金で、念願のドラム式洗濯機を買うことだってできますよ。
この記事を書いている人

- 2023年11月26日都内に新築マンション購入
- エレベーターなしマンション4階に6年住む(夫婦)




かくれん棒とは?|ペット・ルンバのキズも簡単補修【フローリング・家具のキズを10秒で直す】
かくれん棒とは、フローリングや家具のキズを隠せるクレヨンです。ペンで書くだけなので、引っ越しまで気付かなかった傷も10秒で直すことができます。
- フローリングの傷
- ペットがつけた引っかき傷
- ルンバがつけた机の傷
- タンスの傷
- 木製のドアの傷
かくれん棒は、パテ+4色入っているので、カラーのブレンドができます。そのため、さまざまな家具の傷を補修できます。

手も汚れません。
私は4色入を購入しましたが、10色入も販売されてます。明るめの家具を修復したい人は10色がオススメです。
かくれん棒の使い方とコツ|初心者でも簡単!フローリング傷をサッと補修


かくれん棒は、小さなフローリング傷なら直すことができます。





マンション解約時、修復費を取られませんでした。


傷 | 相場料金 |
---|---|
線キズ・凹み・欠け(全長2cm以下) | 4,000円〜6,000円 |
線キズ・シミ・剥がれ(〜25c㎡、全長20cm以下) | 13,000円〜17,000円 |
線キズ・シミ・剥がれ(26〜100c㎡、全長40cm以下) | 23,000円〜27,000円 |
フローリングの修復費用は、1箇所あたり4,000円〜6,000円かります。
引越しでお金がかかるのに、追加出費は避けたいですよね…
そんなときに試してみたのが「かくれん棒」です。
かくれん棒は、床用のクレヨンのようなもので、「なぞるだけ」でフローリングの傷を目立たなくできます。




かくれん棒は、600円程度で購入できます。
ランチを我慢すれば購入できるくらいお手頃です。


フローリングはもちろん、家具の修復も可能です。ルンバが傷つけたカリモクの机も、かくれん棒で修復できました。
【プロ直伝】かくれん棒の使い方|深いフローリング傷を溶かしてキレイに隠すコツ


かくれん棒は、浅い傷ならすぐに誤魔化せます。
しかし、深いフローリング傷の場合、ちょっと工夫が必要です。



クレヨンを溶かして、傷に流し込み、浸透させます。
手順を紹介します。
順番に解説します。
手順1:スプーン、ライター、パテを用意する


フローリングの傷が深い場合は、かくれん棒を溶かして液状化する方法がおすすめ。
スプーンでかくれん棒を溶かし、傷に流し込み、パテで修復する方法です。
スプーン、ライター、ハケをご用意ください。
手順2:ライターでかくれん棒を液状化する


かくれん棒のクレヨン部分をスプーンに乗せ、炙り(あぶり)ます。
スプーンは、クレヨンがこびりつくため、使い捨てがオススメ。
手順3:液状化したかくれん棒をフローリングに流し込む


液状化したかくれんをフローリングに流し込みます。
固まるまで、30分ほど放置します。
手順4:パテで不要な部分を削り平らにする


溶かしたクレヨンが固まったら、パテで削ります。
平らになるよう調整してください。
手順5:木目を描く


最後に、木目を描きます。
ここが完成度を左右します。うまくカモフラージュすると、傷がなくなったように見えます。


かくれん棒 使い方完全ガイド|失敗しないコツ&直せる傷の範囲とは?


かくれん棒のデメリットは、直せる範囲に限界があること。
なぜなら、あくまでクレヨンだからです。
例えば、複雑な模様の家具やフローリングは、違和感出る可能性もあります。


また、かくれん棒はカモフラージュしているだけなので、時間経過、掃除で落ちる可能性もあります。



なんども水拭きすると落ちます。
引っ越しで見つかった大きな傷を隠すためには、時間がかかる可能性もあるので、諦めも必要です。
【必見】かくれん棒でありがちな失敗例とプロが教える回避術
「かくれん棒を、本当にうまく使えるかな」「補修した場所が、逆に目立ってしまったらどうしよう」
心配ありません。
かくれん棒で失敗する原因は、いくつかのパターンに決まっています。 この記事では、私の経験や友人から聞いた話に基づき、よくある失敗例とその解決策を解説します。
失敗例1:色が合わなくて、補修した場所だけ浮いて見える…
これ、一番多い失敗かもしれません。
傷は隠れたけど「ここに何か塗りました!」と主張しているような状態です。
【解決策】色を混ぜて使い、明るい色から試しましょう。
補修材を上手に使うコツは、1色だけで使わないことです。プロの補修業者も、複数の色を混ぜ合わせることで、現場の床色に合わせた色を作っています。
はじめに、補修したい場所の色に近い色と、それよりも一段階明るい色の2色を選びます。
まずは傷の近くの目立たない場所や、ティッシュの上で色を混ぜて、床の色に合うか確認します。フローリングの色は光の当たり方で見た目が変わるため、2色以上を混ぜ合わせることで、周囲の色と自然に馴染みます。
色を調整するときの注意点は、はじめに濃い色を塗らないこと。
明るい色を基準にして、そこへ濃い色を少量ずつ加えて調整するのが、失敗を防ぐ方法です。一度濃く塗ってしまうと、後から色を薄く戻すことは困難です。
失敗例2:クレヨンがうまく埋まらず、表面がデコボコ…
浅い傷はなぞるだけで簡単ですが、少しえぐれたような傷だと、クレヨンがうまく入っていかず、表面が平らにならないことがあります。
【解決策】ドライヤーで温めて柔らかくする!
「深い傷を補修するときのようにライターで溶かすのは少し怖い…」という方は、ドライヤーの温風を試してみてください。
かくれん棒の先端をドライヤーで10〜15秒ほど温めると、クレヨンが少し柔らかくなります。その状態で傷に押し込むように塗ると、粘土のように傷の形にフィットして、しっかりと埋めることができます。
埋めた後は、付属のヘラや、使わなくなったプラスチックのカードなどで、余分なクレヨンをスーッと取り除けば、表面が平らになります。
失敗例3:塗った部分だけテカテカ光って不自然…
これは、フローリングが無垢材やマットな質感の場合に起こりがちです。かくれん棒はロウが主成分なので、少しツヤが出てしまうんですよね。
【解決策】ティッシュで優しく押さえてツヤを消す!
補修作業の最後に、ティッシュペーパーか柔らかい布を使い、補修した箇所を軽く叩くように押さえます。このとき、横にこするのではなく、真上から押さえることが重要です。
この作業で補修材の油分が取り除かれ、光沢が抑えられます。
その結果、周囲のフローリングと見た目がそろい、補修箇所が目立たなくなります。簡単な作業ですが、仕上がりの質が大きく向上します。
敷金5万円を取り戻す!かくれん棒の使い方&簡単コツまとめ
まとめです。
かくれん棒を使えば、フローリング傷を簡単に修復できます。偶然見つけたキズでも10秒で直すことができます。
結果的に以下メリットを得られます。
- 修復費が0円
- 退去時に敷金5万円が戻ってくる
- 業者を呼ばずに傷が直せる
フローリングの修復費は4,000円から6,000円が相場です。かくれん棒は600円で購入可能です。業者を呼ぶ手間もなく、3,000円以上節約できます。
さらに、フローリングだけでなく家具にも使えます。
引っ越しまで気付かなかった傷もすぐに直せるので、敷金が戻ってきます。そう考えると、かくれん棒は非常にコストパフォーマンスが良いと思いませんか?